平成27年11月度八日会(講演会)結果
1.日 時 平成27年11月9日(月) 19時から
2.場 所 小倉リーセントホテル
3.参加者 53名
4.内 容
今回の八日会「定例会」は、冒頭に、北九州市立文学館館長の今川英子様に、「小説に書かれた北九州のいろいろ」と題して、講演会を開催した。
講演内容は、北九州で生まれ育った、文学者達の生い立ちや作品を紹介し、その作品の細かな背景などをリアルに表現して、出席者の興味を引き出した。
紹介した主な文学者と作品は、次のとおりです。
・林 芙美子 明治36年門司生まれ 「放浪記」
・火野 葦平 明治40年若松生まれ 「花と龍」
・岩下 俊作 明治39年小倉生まれ 「無法松の一生}
・劉 寒吉 明治39年小倉生まれ 「山河の賦」
今川英子様は、福岡県生まれ、日本女子大学大学院文学研究科修士課程修了。日本近代文学専攻。学習院大学、日本女子大学兼任講師、昭和学院短期大学助教授、北九州市立文学館副館長、北九州市企画文化局文化振興担当理事を経て、2012年4月より現職。
編著に「林芙美子 巴里の恋」、「林芙美子 放浪記アルバム」。共著に「女性文学を学ぶ人のために」、「迷羊のゆくえ 漱石と近代」、「純文学はこんなふうにして書く」、「昭和文学史第5巻」、「近代女性文学」、「日本女子大学で学んだ文学者たち」、「女性文学大辞典」、「渡航する作家たち」その他がある。
「林芙美子全集 全16巻」編集。論文、評論、エッセイなど多数。
「林芙美子生誕100年」「同110年」の全国巡回展の監修を努める。
日本近代文学会、昭和文学会、日本ペンクラブ会員。九州歯科大学非常勤講師、九州国際大学客員教授。
講演会終了後は、和やかに懇親会が開催され、積極的な名刺交換も行われ、今回は特に、大学卒業したばかりの若い銀行行員が数名参加して、今川英子様のテーブル席で、活発的な会話が交わされました。
また、途中に、若い女性会員の紹介や、各企業等で活躍している会長、社長さん達もご登壇いただき、今回も大変盛り上がった八日会になりました。
◇ 議事録作成 副支部長 弓場 政則(51年経済学部卒)
写真の取り込み 事務局長 高藤元太郎(61年経済学部卒)
以 上