令和2年2月分八日会結果(日銀北九州支店長講演会開催)
毎年恒例の2月八日会は、講演会を開催することにしており、今回は、日本銀行北九州支店の梅田支店長にお願いして、講演会を兼ねた八日会を下記の通り開催した。
1.開催月日
令和2年2月10日(月) 19時から
2.開催場所
リーセントホテル小倉
3.参加人数
合計48名
主な参加者 福岡ひびき信用金庫8名、西日本シティ銀行4名、北九州銀行3名、大分銀行3名
野村證券3名、福岡銀行2名
4.開催内容
2月八日会開催冒頭、日向支部長が会を代表して挨拶した。
○講演会
(1)講演者 「梅田 秀彦」(1970年6月生 東京都出身) 日本銀行北九州支店長
略 歴 平成 5年3月 学習院大学法学部卒業
平成 5年4月 日本銀行入行
平成18年7月 金融機構局企画役
平成21年6月 大阪支店企画役
平成23年9月 金融機構局企画役
その後、金融機構局で考査企画課長(兼考査役)、考査運営課長(兼上席考査役)
平成30年5月 北九州支店長
(2) 講演テーマ 「北九州のさらなる発展を考える」
・北九州の人口減少を考える1
東京、名古屋、大阪の大都市圏や、県庁所在地は、若者の流入や地域合併などにより、大きく人口を増加させている。
・北九州の人口減少を考える2
北九州の人口は、1965年まで著増したのち、緩やかな増加に転じ、1980年をピーク(約108万人)になだらかに減少。1950年以降1980年まで、年平均1万人のペースで増加し、以後は3,000人のペースで減少している。
・北九州の人口減少を考える3
北九州、京築地区でも同じく人口は減少しているが、行橋市、苅田町は人口増加がみられる。
・北九州地区には産業の連続的勃興がある。
①筑豊炭田 ②官営八幡製鉄所 ③四大工業地帯の一角 ④製鉄所関連企業の発展 ⑤自動車産業の集積 などが考えられる。このような産業がなかりせば、北九州の人口減少は、さらに大きなものになった可能性は大である。
・北九州の強み
①製造業の技術力の高さ ②医療環境の充実 ③都市インフラの整備 ④住みやすさ ⑤24時間空港
・北九州の弱み
①未来を背負う若者の定着 ②北九州というブランドの弱さ ③観光資源の分散と導線 ④100万級都市としての華やかさ
・北九州の課題
①人口減少 ②産業構造 ③都市の活気
・北九州の弱みの克服
非製造業における付加価値向上と雇用吸収力の強化
・北九州の強みの活用
産業の強み(製造業、医療など)との相乗効果の発揮
・北九州の強みの継続
既存産業が、永続的に北九州で活躍できる環境
・これらの弱みの克服、強みの活用、継続を通じて、結果的に、若者の就職機会の拡大を通じた定着の実現を目指す!!
・街に人が集まる仕組みづくりを策定して、継続的にイベントを開催し「聖地化」を目指すのも一案で、勝山公園、サッカースタジアムなどの継続的活用が重要である。また、街の導線として、①北九州空港と小倉駅 ②商業地や観光地間のアクセス ③観光スポットへ行く道中のワクワク感の醸成などを考える必要がある。
・地方創生大競争時代を迎えており、地方都市間の競争は、今後ますます激化し、生き残るための工夫努力が必要となってくる。また、官民学の知恵の出し合いと団結が勝敗を分けることとなる。
○懇親会
懇親会冒頭、弓場副支部長から、講演をいただいた梅田支店長に対して、「感謝と御礼の謝辞」が述べられ、併せて、「乾杯の発声」により、懇親会をスタートさせた。
・各テーブル間の名刺交換など、和やかに懇親会が行われた。
・また、出席した会員の中から、二宮県議会議員、金子市議会議員、若松秘書(山本幸三衆議院議員)に挨拶をいただいた。
・さらに、銀行関係の会員が多いので、出席した会員の中から、事業主等をご紹介して、簡単に挨拶をいただいた。(敬称略:古里、池田、小松、浜野、坂本、宮熊、高藤、日向)
・最後に、小松副支部長による、「小倉えびす締め」で、2月八日会を締めくくった。
以 上
・司会進行を務めた高藤事務局長 |
・2月八日会開催冒頭挨拶する日向支部長 |
・講演していただいた梅田支店長 |
・懇親会冒頭、「謝辞」と「乾杯」を務めた弓場副支部長 |
・梅田支店長に記念品を手渡す日向支部長 |
・小松副支部長の「小倉えびす締め」で2月八日会を締めくくった。 |